2011年03月16日

【東京都】石原知事「JR東日本の体質、私は許さない」

早々とシャッターを閉じ、旅客を締め出し
翌日以降の大規模区間運休にも当てはまる?


東京都の石原慎太郎知事は14日午前、東日本大震災で緊急記者会見を行い、
(例の天罰発言の補足など、多くのことに言及したのち)
地震の影響で首都圏の公共共通機関がまひし、約10万人の帰宅困難者が出た問題に言及し、全線運休したJR東日本について、「早々に駅のシャッターを閉めて構内にいた人を外に出した。JR東の体質が露呈した。私は許せないと思う」と声を荒らげた。

(コメント)
震災直後の判断については、その通りだと思う。
確かに今回は、東日本全エリアが被災地のような格好であり、被害の全容把握は困難であろうが、地震発生から数時間で全線全面運休とは、公共交通を担う会社の判断として間違っていると思う。

石原都知事の「体質」という表現は、当日のJR東日本の対応だけではなく、
翌日以降の計画運休についても当てはまると思う。

すなわち、当初
「信濃川で自家発電しており、大きな影響なし」
としていたのを
「社員が出勤できないため」
として、大部分で運休を生じさせたこと
転じて、計画停電・地震後の混乱に「便乗」したとも思える「国鉄ストの再来」や「乗務員らの社員が民営化していないJR」をも連想させる、的確な表現だと思う。

たとえば、震災直後「山手線・中央線だけは優先的に点検を進めており、運転再開を最優先する・・・」こういう判断は出来なかったのか。

JR東日本の強気な判断で、真っ先に復旧した地下鉄銀座線は、旅客大混雑で運転不能に何度も陥り、JR東海は「東京から先の列車が無い」という判断をせざるを得ず、新大阪方面からの上り列車を全て運休するという事態となった。並行私鉄各線も、終夜運転を行うなど、懸命に使命を全うした。

特に地下鉄銀座線は、日本で一番古い地下鉄。これが真っ先に復旧できたのに、なぜ早々と駅のシャッターを閉めたのかは理解に苦しむ。

もっとも、12日以降の区間運休については、
「列車動力(強電系)は自家発電で賄っているが、踏切などの弱電系は、東電の供給を受けているため、列車の運行に関わる電力の全ての自営で賄えることが確認できた線区のみ運転することにした」という発表もあり、JR東日本の運休問題の全てを社員の「体質」に帰納させることは、現段階では難しいと感じた次第である。
posted by pokeo at 07:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして

この記事を読んでひとつ思ったのは、仮に駅構内に人が滞留して、列車の運転再開まで待ちきれずに皆が皆線路を歩き出したらどうする、という部分に触れていません。

パニックとはそういうもので、誰か1人がやりだすと群集心理でどんどん広がり、おそらくそうなったら駅員や乗務員の力では止められず、線路上の安全確認をもう一度しなくてはいけないわけです。

よってわたしはJRの判断は賢明だと思っています。

突然の書き込み失礼いたしました。
Posted by アンチ石原 at 2011年05月16日 19:40
アンチ石原さん、コメントありがとうございます。

確かに、運転再開予定とし、駅を開放していれば、そのような暴挙のリスクもありますし、JR東日本が、そのような対応まで考えておかなければいけないとは思います。

しかし、公共輸送を支える者として、目処すらを示さずに早々と駅のシャッターを閉めてしまうのはどうなのでしょうか。

とても前向きな対応とは思えません。

とはいえ、アンチ石原さんの考え方は、大変参考になりました。書き込みありがとうございます。
Posted by pokeo at 2011年05月22日 13:31
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